ふたたびの吉野と大和三山
 2006年の8月に3日間の短い一人旅で吉野を訪れて、しみじみ夏来るところではないと反省、二年越しの思いで桜を観賞することにした。 すると珍しく女房も行くと言い出す、18切符の往復、7時間だよと行っても行くというのでいつもと違ってホテルを事前予約する。(もちろん格安を探しまった。) でもって百選の旅第一回を兼ねるとなると、手頃なところで大和三山、ちょっと足を伸ばして大台ヶ原・・・しかしこの時期はまだバスが行っていない!! というわけで吉野山の桜と大和三山の軽登山に決定した次第。 休日は恐らく人の洪水のはず、吉野山は月曜日とし、日曜日は大和三山と計画したが、天候次第で臨機応変に変更する予定。

 大和三山は確かに低山だ。 大和八木駅に降り立ち、ああここはこの前来た駅だったと思い出した。夏に来たときに、ここから送迎バスに乗り健康ランドに泊まったのだった。 ここの売店で昼飯を買い込み、いざ出発。 方向感覚が解らず耳成山(みみなしやま)の方角を通りがかりの方に聞き歩き始める。しばらく進むと地図と地形の方向感覚が合ってきて、耳成山が見えてきた。 お椀を伏せたような小さな山、近づくと公園があり、花見の支度をしている何組もの人がいる、丁度良い頃合いのほぼ満開、天気も良し、日曜日とくれば花見のお酒も美味しいでしょう。 と、その横を通り過ぎて登山口から滑らかな道を選択し上り始める。 山をほぼ半周するようなゆっくりの上り、もう一つは山頂付近の神社へほぼ直線に上がる道でした。 散歩がてらの近所の人が多くすれ違う、ちょっと登ると嘘のように静かになる。 山全体が木々で覆われているために、街の騒音が吸収されてしまうのか、実に静かになる。 すれ違う人は色々だが、中には早足の人、中学生だろうか野球部の選手たちが山の中腹まで何往復も姿は元気いっぱいである、見知らぬ私たちに大きな声で挨拶してくれたのが清々しかった。ゆっくり登る人、走って降りてくる人と、この近くの人たちには実に手頃な散策の場所なんでしょう。 ただ、景色はほとんど見えないものの、途中で次に行く香具山が見える場所があった。 居合わせた老人に聞くと、ここは見えるように木を切ったのだと教えてくれた。 この老人は親切に神社のことやこの山のことなど色々教えてくれた。 ものの30分も登らないで山頂にたどり着くがやはり展望はなし。 途中にある神社を経由して一直線に降りるはずが、道を間違えたようで上ってきた道の途中に出てしまう。 
 そこから、香具山へ向かうが、ネットで探した案内図ではそれほど遠くない画であるが、実際はかなり歩いて登山口まで届く、この間の道は高い壁を巡らせた大きな屋敷の連続や、いかにも大和というのんびりした風景であった。香具山も極めて低く、あっという間に山頂に届く、丁度12時近かったので、ここで昼食にする。 団体客が来て案内人が色々と説明していたが、なんでも古代遺跡を守るボランティアの方たちであった。 登ってきたルートの脇のルートで下山、天の岩戸神社というのを見学しようとしたが通り過ぎてしまい、最後の畝傍山に向かう。 ここもかなりの距離で30分以上歩き、山の下まで到着、登山口が見つからずちょっと右往左往する。 草取りのおばちゃんに教えてもらった登り口から登るが、ここがやけに急峻な登山道でした、三山の中ではこの畝傍山が少しは山登りの気分が味わえた山。 ここの山頂は木々の隙間から少しは眺望が垣間見えた。 帰りは違うルートを下りたが、こちらは道のりは長かったもののかなり緩やかだった。

 吉野駅でケーブルカーに乗るつもりだったが、バスが中千本まで同額で連れて行ってくれると判明。 ケーブルカーで上がってもそこからはずっと上り坂ですので、バスで行った方が俄然楽と判断してバスに乗る。 残念ながら、中千本は五分咲きで山一面の桜を期待したが、全く期待はずれであった。 月曜日にも拘わらず人は多かったし、店も大賑わいであるが、なにしろ桜が所々しか咲いていないのは情けなかった。桜見物の難しさを痛感、特にソメイヨシノなら五分咲きでも見れるが江戸コヒガン桜は花が小さいので満開に近くないとどうにもならない。
最終日は大阪に出て阪神百貨店でタイガースグッズを漁って帰ってきました。








inserted by FC2 system